マインズまで行って来ました


嘘のようなホントのはなし

前々回の湾岸日記でカーボンのアンダースポイラーが、ばたついて路面にヒットした話しをしましたが、あの商品はマインズで8万円で売っている製品です。そして、うたい文句が「強力なダウンフォースを得るために生まれたアンダーリップスポイラーで取り付けもボルトオン装着可能です。アルミハニカムサンドイッチ構造を採用することにより強度は一段と高められています。また表面はカーボンケプラーを使用。」です。しかし中身はなんとベニヤだったのです!アルミなど入ってませんでした。あれで8万円もするの〜?それよりも、160キロでばたついて、200キロで路面と接触!そのまま割れて車飛んでって事故ったらどーすんだよ〜!

その後

マインズよりTELがありました。なぜTELしてきたのか聞いたら、お客さんでインターネットをやってる人が居て、「ちょっと問題になってるよ」と、教えられたそうです。新倉氏とも話したのですが、アンダーカバーを外注している某レース屋が、かってにアルミからノーメックスに素材変更したそうです。コストはアルミの3倍かかるが、良いと思いマインズに報告なく、かってに変更になってたそうです。マインズ側も返品された物を切って、紙だったのでびっくりしたと言う事でした。なんかTELだったのでよく分からなかったのですが、ノーメックスのハニカム構造で外側にカーボンが貼ってあるそうです?
それから、取り付けのボルト穴が2個所足りなく、説明書にも抜けていた為バタツキが起こったとの事でした。ボルト穴が2個所足りなく、説明書にも抜けていた事はマインズの手落ち(見落とし)だったので、謝ってました。
ベニヤだったのはネジで潰れないようにネジ穴の周辺3センチ平方だけだそうです。でも、アルミはどこにも入ってないそうです。

結局後日、会って現物を見ながら説明してもらう事になりました。
また、報告します。


最終報告

マインズのカーボンアンダーパネルの脱落事故について、
マインズ側からの状況説明と、全面的な謝罪を頂きましたので、ここにご報告い
たします。

【問題の経緯】
マインズから出ている「カーボンアンダーパネル」を購入、取り
付け後、湾岸線でアンダーパネルの一端が160km/hでばたつき200km/hで路面に
接触し、アンダーパネルが破損するという問題が発生。
幸い事故には至らなかったものの、破損したアンダーパネルを見たところ、広告で
謳っているハニカム構造の部分がアルミではないことが判明。
マインズへ抗議を行った。

【マインズの見解】
広告で謳っている素材と出荷された製品に使用されていた素材が異なっていた点に
ついては、実際にアンダーパネルを製作している某R&D社の独断でアルミハニカム
から、ノーメックスハニカムへ変更されていた。
破損したアンダーパネルを見て、初めて素材の変更に気づいた。
メーカーに確認したところ、ノーメックスは難燃性素材であり、コスト的にはアル
ミ素材よりも高価であり、マインズの製品として出荷するにはノーメックスの方が良
いとメーカー側が独断で判断していた。
内部構造についてはきってみるまで分からなかったので、出荷前のチェックは不可
能だったが、メーカーに確認をする責任がマインズにはあることを認める。
また、取り付け穴が少なかった点については、開発段階のものには、取り付け穴が
8個所あったが、出荷段階で某R&D社の独断で6個所に減った。
現在マインズのテスト車両も6個所の取り付け位置で、筑波サーキット等でのテス
トでばたつきは発生していない。
私の車両の状況を確認したところ、ホイールハウス内の内張り等がはがされ
ており(大径タイヤ装着のため)バンパーの強度がマインズのテスト車両よりも落ち
ていることが判明。
あらゆる状況の車両を考慮していなかった取り付け説明書の記述の不備が原因と認
める。

@私への対応
マインズ側より今回の件への事情説明を1時間ほど受け、マインズ側の事情につい
て了承。
アンダーカバーが路面に接触したときに外れて飛んでいってしまった
ウォーターインジェクションのノズル代9千円の弁償
マインズ側より、カーボンアンダーパネルが完全な状態に取り付けられるまで、
私の車両で開発を行うことに協力して欲しいとの申し出があったが、私は
カーボンアンダーパネルそのものへの恐怖心と不信感がぬぐえないため、協力を拒否。
マインズ側は、マインズ製の他の商品(カーボンプロペラシャフト)のモニター協
力を申し出、私がこの申し出を受け入れる形で今回の問題は解決した。
ちゃんと、モニター終了後(2001年10月)は、外して返却したのでご心配なく。

Aカーボンアンダーパネルユーザーへの対応
マインズが製品をすべて回収する。
今後の出荷を停止する。

Bマインズ製品のユーザーへの対応
カーボンアンダーパネルについてカタログスペックと出荷された製品に材質の相違
があったことを謝罪広告を出し全面的に謝罪する。
今後どちらの素材を採用するか、販売を再開するかは全く未定である。

CVX−ROMについて
今回の件によりメンバーの皆さんに不信感を与えてしまったことを謝罪する。
VX−ROMについては、「いじるとまずい部分のマップは
極力いじっていない」ことが前提で、ワンオフではないことから、ワンオフのECU
よりはマージンを大きく取らざるを得ないことは事実。
VX−ROMの性能が反映されるには、VX−ROM単体の性能よりも各車両のコ
ンディションによるところが大きい。
速くなる反面、ストレスが大きくなってブローしやすいECUは開発しない。
現車あわせのECUとポン付けのECUは全く別ものであるが、現車あわせのもの
はそれだけマージンが少なく、一概にベストとは言いにくいことを認識して欲しい。

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堅苦しく書くとこんな感じです。ここからは柔らかく(笑)

いや〜長い話し合いでした。
でも、わざわざ遠いとこ出向いてよかったです。
マインズも悪気があってやった事ではないのですが、
チェックミスという事で口頭で謝罪してもらいました。
アンダーカバーが路面に接触したときに外れて飛んでいってしまった
ウォーターインジェクションのノズル代9千円、弁償してもらいました。
アンダーカバーの広告には
アルミではなくノーメックスのハニカムと言うことでお詫び訂正するそうです。
それから、すでに出荷された5製品についても、回収する意向だそうです。
それからバタツキの件はやなちゃん号はインナーライナー(ホイルハウス内張り)
が、外してあり(タイヤが干渉する為)ノーマルバンパー自体の取り付け強度が
落ちていた事もあり、バタツキが起こったようでした。しかし、18インチホイール
の車輌は内張りを外していることが多いということを想定してなかったとのことです。
もちろんボルト穴が2つ足りなかった事も大きな原因だという事でした。
そして、やなちゃんのRでアンダーカバー取り付け等マインズでおこない、
製品モニターとしてきっちりやってくれると言う申し出でしたが、
アンダースポイラーはいずれにしても懲り懲りなので、
他の製品のモニターをさせて貰う事になりました。もう、付けてもらって帰って
きました。それは、カーボンプロペラシャフトです。ちょっと走っただけで
吹けあがりが良いのが体感できました。アイドリングでも発進できるようになり
エンストしなくなりました。
その後。
2001年10月(青い稲妻号封印の為、カーボンペラシャはマインズさんに返却しました。)


カーボンプロペラシャフトの利点とは
レスポンスの向上。
駆動系にやさしい。
トップエンドのフリクションロスの向上。
制動力の向上。
振動の低限。
ジョイント点数削減によるメンテナンス性向上。
筑波サーキット0.4〜0.5秒短縮。(←これが凄い!)
ノーマル14,5Kg→カーボンペラ7,4Kg
おすすめです!まじで効きます。 43万円です(^^;;;;

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